油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2024-08-18

血圧の基準値は変更になったのか

この度高血圧の基準について。厚生労働省のものに関しては以前のままなのだけど、全国健康保険協会(協会けんぽ)が、従来から行っていた「未治療者の方への受診勧奨(重症化予防事業)」の勧奨基準が、

収縮期:140mmHg以上/拡張期:90mmHg以上」Ⅰ度高血圧の基準から、

2024年(令和6年)4月に

「収縮期:160以上/拡張期:100以上」II度高血圧の基準に変更

になったということになりました。厚生労働省の高血圧の基準は変わってはないけど、協会けんぽでの注意喚起の数字に変更があったということです。

昔から血圧の基準が色々とあって、最近は基準が厳しくて結構みんなが高血圧と判断されがちだったと思います。日本国民の3人に一人が高血圧の判断をされています。ちなみに1987年は180/100mmHgが基準でした。そのころより6倍の人が高血圧ということになってしまいました。今回は基準値には変更ありませんが、健康診断のときの注意喚起がこのたび少しゆるくなったということで、高血圧の患者が実質的に減るということみたいです。注意喚起の今回の変更では、上の方が160mmHgで下が100mmHg以上になると高血圧ということになります。けっこうゆるい基準になりました。この注意喚起される基準はあまり公表されていないようですが、ひそかに変更しているようですね。

むやみに降圧剤を飲まない

この基準であれば、自分もすぐに降圧剤治療の必要な高血圧の判断でないことにもなるので、今のまま高血圧の薬を飲まないように気を付けていきたいものです。高血圧にはかわりないので、生活習慣を整えるのが良いという判断になりそうです。ちなみに降圧剤の副作用として血圧がさがることで頭まで血のまわりが悪くなり認知症の恐れがあるということ。それから、例えば、お風呂のなかで失神する可能性が高くなるということです。実は交通事故よりも、お風呂での溺死の方が多いくらいです。へんに降圧剤を利用すると危険な感じがしている。だから、無理に降圧剤を利用しないほうが良いような気もします。それよりも体質改善するために、もし、肥満体重ならば体重を標準にしておいたり、日常で運動をしていくほうが良いのかと思っている。でも基本となる基準としては現状は140/90mmHgは変更はありません。もちろん、食事も気をつけるのは当然です。薬で下げるのではなくて、生活習慣で改善する方が良いと思います。

個人的には薬を使わなくて良い場合には使わないように気をつけていきたい。

by
ご連絡ください
ご質問やご意見は、お気軽にご連絡ください
関連記事