パイロットの万年筆にセーラーの顔料インク【青墨】をいれてみてからの1か月経過した結果の報告
パイロットの透明軸の万年筆カスタムヘリテイジ92にセーラーの顔料インク【青墨】を使ってから、一か月経過した。これは、メーカーでは推奨していない方法なので、故障した場合は自己責任になりますが、実験的にしているところです。
顔料インクは乾燥すると、ペンキのように水で落ちなくなるもので、たとえば、宛名を万年筆で書いたり、サインを書く場合に便利であるし、それから、メモを取る場合でも乾燥が早いこともあって、紙の裏移りが少ないといったメリットがあるものである。
1か月使ってみた結果なんだけど、万年筆のキャップを開けっ放しで、考え事をしていると、インクが出てこなくなるといった現象があるようです。その時は、テッシュなどでインクを誘い出すと出始めます。簡単なインク詰まりになるということが分かった。インクを滑らすあいだにインクが出てこなくなることは無いのだから、普通に使うには問題はなさそうです。パイロットのブルーブラックインキに比較するとインクの出が少なくなることは確かです。少しでも、書かないときにはキャップを閉める必要がある感じです。
ちなみにセーラーの万年筆にもセーラーの【青墨】インクを入れていますが、こちらは、しばらくキャップをしなくてもインクの詰まる現象はありません。
前にパイロットの万年筆にセーラーの【極黒】インクを入れていた時期がありました。その時はカスタム742といった万年筆に何年もいれていましたが、インク詰まる問題はありませんでした。なので、恐らく耐水性に関しては【極黒】よりも【青墨】の方があるような気がします。
【追記 2020年10月16日】 カスタム742にもセーラーの【青墨】インク入れてしばらく試してみましたが、インク詰まる現象はないです。なので、インクの相性に関しては万年筆の個体差があるようです。