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2020-08-18

パイロットの万年筆にセーラーの顔料インク【青墨】いれてみた

万年筆は何本か持っていて、普段使いに愛用している。主にパイロットの万年筆はインクが入る量が多いということで、実用的な面で扱うことが多い。インクには青が好きなのでそれを選んでいる。青に関してはパイロットの染料インクのブルーブラックをここ近年は利用してきた。

インクの選ぶポイントは水に落ちにくいということが私は一番になっている。それから色味です。青系インクが好みです。黒に比較すると目に優しい感じがするから。なので、今までは、染料インクでも耐水性の高いパイロットのブルーブラックを使ってきた。

今回は、気分転換の意味も込めてメインで使うインクを交換をしてみることにした。

今回は顔料インクで青いインクを選んでみた。セーラーの【青墨】です。前から何度も利用しようと思っていたインクです。セーラーの万年筆でカートリッジで使ってみたことありますが、今回は常用のパイロット万年筆にインクを直接吸入しました。透明の万年筆パイロットのカスタムヘリテイジ92についに吸入。

顔料インクは水性なのですが、乾くと、水に溶けにくい。簡単にいうと、アクリル絵の具とかペンキの感じです。だから顔料ではインク詰まりがしやすいのですが、このセーラーのインクは万年筆用に開発されたインク。インク詰まりしにくいということなので選んだものになります。

本来の青墨の意味では書道の墨としては、黒のことなのですが、このセーラーの【青墨】はターコイズブルーといった感じでちょっと緑がかったきれいな青になります。顔料インクですから、耐水性もあり、耐光性も優れたものです。ただ、パイロットの万年筆にセーラーのインクを入れるのは、メーカーの保証がありませんので、万が一壊れた場合は自己責任になります。

パイロットのものに比較すると、インクフローが渋い感じで、インクの出がにぶくなるので、慣れが必要ですが、どうやら普通に使えますね。色はパイロットのブルーブラックインキに比べると、鮮やかになります。とりあえず、パイロットのものよりもノートの裏移りがなく、乾きもはやいインクです。実用的なインクになりそうです。しばらく使ってみます。

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