Amazon Music HD 排他モード利用してみて
2019年にAmazonでハイレゾストリーミングが開始
2019年にAmazonでハイレゾストリーミングが開始された。もともと、圧縮音源のみのストリーミングのAmazonであったけれども、2020年現在、何百万曲かのハイレゾ、それから、6500万曲ほどのCD同等の音質の音源を配信している。FLAC形式の配信になっています。他にもソニーでもハイレゾのストリーミングをしていますが、音質は最高に良いのですが、曲数が極端に少ないので、いまのところ利用していません。FLACというのは、mp3などの非可逆圧縮の音源ではなく、可逆圧縮の音源になります。簡単に言うと、圧縮しているけれど、音声が出るときには、元の音源に戻るのです。なので、音が良いのです。AmazonのハイレゾストリーミングはこのFLAC形式で配信されています。
新型コロナウイルスの影響もあって、音楽ファンの私としては、家を出ることなく、CDを購入せず、物が増えずに家にいながらにして、ストリーミングで高音質の音楽を楽しめるというのは、コストパフォーマンスが高いと思っている。毎月 お金がかかるけれども、ライブとか行けない状況だったり、CDを購入しないことを考えると、音楽ファンとしては安い投資ということになります。
Amazon Music HDに関しても、2020年4月の段階で排他モードに対応
ソニーのストリーミングでは最初から排他モード実装していましたが、Amazonに関しても、2020年4月の段階で排他モードに対応しました。排他モードってのは他のアプリケーションからのサウンドをブロックして排他的に選択したオーディオ機器よりAmazon Music HDのサウンドを再生することで、音質的メリットが得られるというもの。より音質向上が望めるものなのです。
排他モードを使ってみての感想
1か月試し排他モードにして使ってみた。排他モードを使ったほうが、使わないよりも、音がクリアになる感じがするのは実感している。デジタルの音源なので、元々アナログのようなシャーシー音が無いのだけれども、なんとなく、更にクリアになったことはわかるのです。正直いうと単品のオーディオのCDプレーヤーの性能というのは、ハイレゾと区別がつかない音質だったりする。そのCDプレーヤーに近い音質を手軽に聴けるイメージなのです。ただ、まだ、音質的に途中で揺らぐ感じが見られるのが確かで、そこが、結構気にかかるところです。ここが改善されると、かなり使い勝手のよいものになるでしょう。
現状では音質だけいうのであれば、高級なアナログのオーディオでLPレコードを聴くのが良いような感じもするし、ストリーミングのFLACではなく、DSDのハイレゾ音源を購入するのが現状では良い音のようです。DSDってのは簡単に言うと、デジタルの細分化した形式ではなくアナログ的にそのままの音源を可逆圧縮保存する形式のデータになります。なので、FLACよりも音がアナログ的でなめらかな音質なのです。
総合的にみて気軽にある程度の高音質を楽しむにはAmazon Music HDはかなり実用的です。排他モードに関しては、音のゆらぎが改善されると、もっと良いですね。オーディオとの相性もあるのでしょうかね。
2021年6月10日追記:
Amazon Music HDの排他モードに関しては、音のゆらぎが改善されています。ゆらぎは全く感じなくなっています。少しずつ進化している感じがします。画面のUIに関してもっと扱いやすくなると、さらに使いやすいような気がしますね。まあ、排他モードを普通に使えるようになって、まずは安心しました。