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2020-11-09

クリスマスのお勧めのアルバム「クレッセントシティ・クリスマスカード」ウイントン・マルサリス

11月になって、雪も降る季節になってきた。11月はまだまだ、年末という感じでもないけれど、そろそろ、クリスマスの音楽を聴く時期になってきた。11月と12月しかクリスマスのアルバムを聴くことが無いけれど、この2か月はクリスマスのものを聴くことが多い。別に自分にはイベントがあるわけでもないけど、音楽で季節を楽しんでいる。色々とクリスマスもののCDはあるけれど、ウイントン・マルサリスのアルバムをかけることが多い。

ニューオリンズ生まれのトランぺッターのアルバム。マルサリスは80年代に昔のジャズに戻すような活動をした人物。今も現役で古いジャズスタイルを現代風に演奏している。

1970年代の電子楽器によるフュージョンサウンドが全盛だったころ、1980年ごろから20歳程度の彼は再び60年代風のモダンジャズを演奏してみせたが、80年代後半にはさらにさかのぼって、40年代のようなジャズを現代によみがえらせるような音楽を提供するようになった。今はそうは呼ばないのかもしれないが、新伝承派と呼ばれる一派の代表が彼なのだ。よみがえらせた音楽は新しくも感じるし、結局のところ、どんなスタイルでも良いものは良いのである。

このアルバムも40年代風のスイングテイストのアルバムでビッグバンド的な雰囲気があって、懐かしいようなサウンドになっている。クリスマスには程よいサウンドでよく聴いている。お茶目なCDジャケットも面白い。1989年録音。昔はこのCDはなかなか店頭に無いものだったが、現在ではストリーミングで聴けるようになった。Amazon Music で聴けます。

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