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2020-11-04

基礎と土台の違い

「この家の基礎はしっかりしてるよ。」とか「土台がきちんとしている。」とかいう言葉を聞くことが結構ある話。あと、慣用句で「会社の土台を固める。」とか「上達するには基礎が重要。」いう表現もある。

基礎にしても土台にしても、慣用句的には同じような意味ですが、実際の建築用語としては、基礎にしても、土台にしても、部位が異なるので全く違うものになります。

基礎土の中に一部埋め込まれて地上に立ち上がっているコンクリートの部分のこと。
土台木造の場合は基礎に渡された木材のこと。柱を受け、その根本をつなぐ横材となる木材です。

どちらも建築するには、肝心なところになります。だから、慣用句的にはどちらも同じような意味になるのでしょうね。

ちなみに、基礎も土台もない建物ってのもある。掘っ立て小屋ってやつ。柱を直接土中に埋め込んで建てる小屋のこと。ずっと昔は当たり前の工法でしたが、現在の建築基準法では建てられないものになってしまいました。

法律で決まったってことは、やっぱり、基礎も土台も重要ってことだよね。

見えなくなる基礎や土台はじっくり固めた方がいいのです。応用はそれからです。それは、やっぱり建築に限ったことではないですよね。

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