【溢れ出る涙】ローランド・カーク

3本のホーンを同時に一人で吹くとか、鼻でフルートを吹くとかで伝説的なジャズミュージシャンのローランド・カーク。今回紹介するジャケットの写真も口に3本ほど木管楽器を加えてる。だからといって、この音楽、決して曲芸的なものではなくて、実際に聴いてみると極めてジャズの主流にあるもの。楽器を1本ずつ吹いてるのがほとんどなのですが、それ自体は切れ味の良い演奏であるし、場面に応じて同時に加えて演奏する場合でも、二人で演奏するのとは違った効果があるのだからすごいのです。一人でハモってるのです。不思議な感じです。

マンゼロとかストリッチとかよくわからない楽器も演奏する。それを、全て切れ味の良い感じで演奏する。ときには息継ぎなしの鼻から息をして口で吐き出す方法で演奏しているような場面もある。

写真をみると、いかにも曲芸なのですが、ちっとも、そうは聞こえない音楽になっています。ちなみに彼は盲目のミュージシャン。手探りで楽器を交換して演奏していると思うと、本当にすごいと思う。

代表作の【溢れ出る涙】を紹介します。

1968年11月30日
NY市、ウェブスター・ホールにて録音


ローランド・カーク(テナー・サックス、マンゼ
ロ、ストリッチ、クラリネット、フルート、口ぶえ、イングリッシュ・ホーン、フレクサフォン)
ロン・バートン(ピアノ)
スティーヴ・ノヴォセル(ベース)
ジミー・ホップス(ドラムス)
ディック・グリフィス(トロンボーン)

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