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2021-05-13

山下玲さんのアルバム「Fantastic Films」

ハーモニカーのみをメイン楽器でしている人は少ないもの。それだけで勝負するには他の楽器よりもインパクトが少ないもの。ピアノとかギターなどのメジャーな楽器ともいえない。ハーモニカーで有名なトゥーツ・シールマンスだって、元々はギタリストだったりする。そんな中、山下玲さん、最初からハーモニカーだけをメインに演奏活動をしている。まあ、実は音楽活動より先にモデルを最初にはじめたらしいですけど…。山下玲さん、まだ30代の若手アーティスト。ジャズの範囲とはちょっと違うけれど、こういった音楽も好みで案外聴くことが多いものです。

今回のアルバムはスタンダードな映画音楽を扱っていて、映画を観たことない場合でも、有名な曲がそろう。ある意味、懐メロになる。どちらかというと、いままでも聴きやすいメロディの選曲をするので聴きやすいアルバムがそろうけど、今回もそういったわかりやすい音楽を奏でる。極端に崩し過ぎないので、聴きやすい。
CDのジャケットも面白くて、映画「ティファニーで朝食を」をオマージュにしている。オードリー・ヘップバーンの左手にキセル持っている代わりに、山下玲さんがハーモニカを持っている。もちろん、その時の映画音楽の「ムーンリバー」も収録している。

Fantastic Films 2021年4月21日発売

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