油絵のパレットの絵の具を剥離する道具
油絵の利点として、耐水性や耐光性が高いことがある。油絵は水洗いすらできるから保管するには楽ではある。逆に言うと、絵の具を落としたい時が不便ともいえる。パレットに絵の具を置きっぱなしにすると、固まって、全く取れなくなってしまう。使うたびにパレットの絵の具を清掃すると問題はないのですが、しばらく置きっぱなしで乾いてしまうと結構大変なことになる。使い捨ての紙パレットを使うといった方法もありますけど、一般的な木製のパレットの場合、絵の具剥離の道具が必要です。今回は私の使っている道具を紹介します。
剥離させるためのスクレーパーと剥離剤の紹介になります。
目次
オルファのスクレーパー
一般的には絵の具の剥離するにはパレットナイフ使うと思うのですが、それではなくて、私はこの道具を使います。画材屋さんではなくて、建築の道具の売り場にあります。オルファっていうカッターナイフを発明した会社のスクレーパーになります。スクレーパーって単純にはがすための道具になります。建築用のスクレーパーって大げさなものも多いですが、この小さなスクレーパーはパレットの絵の具をとるときには、かなり便利です。パレットナイフよりも便利です。単純にはがすにはこちらの方が良いと思います。
エコリムーバー
パレットにこびりついた絵具をとるものとして利用。いわゆる剥離剤。二塩基酸エスチル、グリコール類の非塩素系の溶剤。ホルベイン製品。ちょっと液体としてはドロドロしたもの。引火性あり。ちょっとだけ、匂いがきつい感じ。色々剥離剤があるなか、非塩素系なのでこれを選択している。剥離剤なので、ひどいこびりつきの時のみに利用するので、それほど毎回は出番がないもの。まめに、パレットの清掃を毎日すれば、それほど必要ないはず。
まとめ
私の使っている道具の紹介でした。今回は、特に建築道具のスクレーパーについての紹介。安い道具で高品質で、それでいて、ある程度長い間つかえるので便利ですよ。それと、現在利用している剥離剤「エコリムーバー」についての紹介でした。
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