油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-08-13

自分自身の型を見つけると良いのかな

たまたま、動画で一流サッカー選手のドリブルシーンを見てみた。ドリブルの方法というのは皆独特であり、一流の人にもその方法に個性があるものだと感心した。かわすのに一回転する人もいれば、フェイントを駆使する人もいる。それも多種多様なのである。その人の独特のドリブル方法論があるみたい。自分なりのやり易さ、いわば、自分なりの型があるという感じがした。

スポーツだけでなく、これはどのジャンルに当てはまる気がした。もちろん、それには基本をしっかりした上で、自分の型を見つける作業を練習することになるかと思う。自分の型が見つかったら、それを磨いていって、突き抜けたものになると一流になれるのかなって考えてしまった。

自分の型を見つけるには、自分自身に向き合うことが必要になってくると思う。スポーツにしても、音楽にしても、料理人にしても、そして自分の分野である油絵についても、突き抜けるためには、自分と向き合って、自分のための方法を見つけていく必要があるんだなって改めて思った。

かつては油絵を描いても途中の段階は不安になってくるものだった。型が見つからない段階だったから。自分の型といえる画風というのを追い求めるような実験を毎回行うから不安になったのかと思う。今でも新しい画風を見つける実験もやりつつ、自分なりの新しいテーマも追い求める時は楽しみと不安に駆られる気分になるけれど、ある程度の型の画風や安定したテーマが存在するので、その型に当てはめて描く分には描くのが楽しいものなのです。それは、マンネリになりかねないけれど、さらに磨きあげることで突き抜けることになるかと思うので、そこも怠らないようにしていきたいものです。

結局はやっぱり、いろいろと沢山描き続けるしかないのかな。まあ、それは面白いのだから、やるんだけど。

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