油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-10-17

不便なこともある自動ドア

お店でコーヒーを飲んでくつろぎ中のこと、喫煙コーナーの扉が何度も閉まったり開いたりしてガタガタして、何故、何度も扉開け閉めするのかな。うるさいなあと思いながら、ただただ、ぼんやりとしていた。

そこの扉は手動で開けて、自動でしまる一本引の扉。喫煙所としては、そうした方法が最善のことだろう。

ちょっと、何となくぼんやりと見ていると、その扉から車いすで出ようとするけれど、通過する前に自動で扉が閉まって扉に挟まれる状況ということがわかった。途中でどうしても、車いすが扉にひっかかってしまう。その音がガタガタと聞こえた音だったのだ。

片手で押さえながら、扉の外にでる必要があって、かなり苦心しているようだった。店員さんも周りも皆だれも何故か気付かないようだ。あんなに音が鳴ってるのに…。

そうなのか。ここの喫煙所は段差のバリアフリーになっていて、車いすには問題ない設計かと思っていたけど、自動で閉まってしまう扉というのは、時には不便になるものなのか。と思いつつ、ぼんやりとそのまま、見守るだけというわけにもいかず、立ち上がってそこまで駆け寄って扉を押さえることにした。もちろん、すぐに通過できた。扉から出るだけなのに、なかなか出られないのか。入ることができるから、きっと出られるんだろうけど。

全ての人に便利なものって無いものなんだな。って思っちゃたりしたけど、それよりも、何故近くの人が気づかなかったのかな。きっと何かに夢中だったのか。いや、私がよほど、ぼんやりしてたから気づいたのか。

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