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2024-11-21

Roon導入による音質改善実験:驚きの結果と新たな発見

音楽再生ソフトのRoon導入後、約1ヶ月間、様々な実験を重ねてきた結果、驚くべき音質改善に成功しました。

実験の背景と目的

従来のパソコンオーディオでは、USB-DACを経由してアンプにつなぐことで音楽を再生していました。しかし、パソコンの動作や他のアプリケーションの影響を受けやすく、純粋な音楽再生環境とは言い難い面がありました。ハイレゾだとしても、そこまでの音質で聴こえてこないような感じがしました。そこで、ネットワークオーディオの概念に基づき、Roonのサーバー、再生、コントロール部分を分離することで、より高音質な再生環境を目指しました。

実験内容と結果

  1. サーバーの分離: Roonサーバーを独立させることで、パソコンからのノイズの影響を最小限に抑えようと試みましたが、パソコンの知識に疎く設定すらすることもできずに思うような結果が得られませんでした。ということでコントロール部分とサーバー部分に関しては同じWindowsのパソコンのままです。
  2. 再生部分の独立: 新たに導入したWiiM Pro Plusを(ストリーマーとしては使わずに)RoonReadyとして再生専用機とし、パソコンとの物理的な接続を断ち切りました。これにより、再生部分に関してはパソコンの影響から完全に解放されました。
  3. DACの活用: WiiM Pro Plusからデジタル信号を出力し、既存のデノンのCDプレーヤーDCD-1650SEのDACの部分でアナログ変換することで、システムを構築しました。なおパソコンの音に関してはいままでのDACであるFOSTEXのHA-A3をそのまま使うことで、Roonを使わないような音であるAmazon Prime Videoなどの音に関してはパソコンからDAC接続で直接オーディオ機器につなぐようにして音をだすようにしました。
  4. 電源の最適化: たまたま持っていた窒化ガリウムの充電器を使用することで、電源ノイズを低減し、音質向上を試みました。成功しました。

実験の結果、予想をはるかに超える音質改善が実現しました。

  • ロスレスストリーミング音源: CD程度の音源であるストリーミング16bit 44.1khzを再生した際は、単品のCDプレーヤーで聴いていた音以上の高音質を実現しました。リッピングのCDに関しても、同様にCDプレーヤーでの音質以上になったと思われます。
  • ハイレゾストリーミング音源: ハイレゾストリーミング音源24bit 192khzに関しては今までは、明らかにSACDの音質の方が良かったのですが。今回の改善でそれを越えたようです。今まで自分所有しているデジタルで一番の高音質音源であった単層のハイレゾDSD方式1bit2.8MHzの SACDディスクの音質を今回初めて越えました。これは驚きです。
  • CDプレーヤーとの比較: WiiM Pro Plus + DCD-1650SEの組み合わせは、単体でCDプレーヤーを使用していた時よりも、明らかに音質が向上しました。
  • ケーブルの比較:WiiM Pro Plus からDCD-1650SEへの伝送部分を光デジタルケーブルと同軸デジタルで比較してみました。同軸の方がわずかにクリアな音質になったようです。気のせいくらいの違いですが。

まとめ

今回の実験を通じて、Roonの導入とシステムの最適化によって、自宅で手軽にハイレゾ音源を、CDプレーヤーを超える高音質で楽しむことができることを実証できました。特に、WiiM Pro Plusと窒化ガリウムの充電器の組み合わせが、音質向上に大きく貢献したと考えられます。

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