油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-02-14

情報の時代

色々な情報にあふれる時代である。情報過多の時代だからこそ、すべての情報を得るよりも、自分に必要な情報のみを得るほうが良さそうな気もする。ちまたには意味のない情報も溢れている感じがするし、不安をあおる情報も多かったりする。ゴシップが相変わらず人気だったりもする。

このところ思うことは、多くの情報を知りすぎない方が豊かになる気がするということ。多くの情報よりも、本質を知ることの方が重要な気がする。

かつては、情報を仕入れるには、本とか新聞しか無かった。今では、インターネットで検索すると世界中の情報を知ることもできる。マスコミだけではなく、個人で発信をできる時代だからなおさらである。情報を与えられるのではなくて、情報があるからこそ、その情報を自分で選択して得る時代になった。情報が多いからこそ、選ばなくてはならない。むしろ、情報を発信する側になった方が良い感じもする。

自分に必要な情報を、実際の体験などして血肉化してから、多くを得ることをしなければ、すべては単なる情報、人から得た知識としての域を超えることがなく、本当のことを得ることがないと思う。

一つのことを突き詰めることで、次のことが分かってくる。多くを知ることよりも、一つに集中したほうが、結局は色々と分かるものだ

私の場合は油絵を描き続けることで色々なことが分かってきた気がする。いまこそ、さらに、油絵を描いて色々と本質的に理解していきたいものです。しかも、絵画って1秒で作者の感情の情報を与えることも出来る素敵な媒体なのだし。これって、音楽とか、文学にはできないですよね。

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