油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-08-16

絵を描くためにテクニックより必要なこと

純粋に芸術としての絵を描くに必要なのは、テクニック以上に自分の感じ方だ。何を言いたいかが1枚の画面から感じる絵を描くには、自分の伝えたいことがなければ、ただ描いているとしかならないからである。何でも、その人なりの感じかたがあるのだから、そういったことに敏感な体質になっているくらいで良いかと思う。

絵ってのは、言葉を利用しないコミュニケーション言語かと思っている。だから、感じ方が大切。

特に絵は1秒で会話ができるコミュニケーションツール。言葉のわからない外国の人も反応してくれる。1枚に全てを注ぎ込むことができるのも絵にできること。自分の場合は風景がメインになりますが、画家のフィルターの眼でみた風景をキャンバスに再現すれば良いだけなのだ。

だから、どう見えたか、どう感じるかという方が技術より上のことなのである。それを表現する技術を習得するためにデッサン、クロッキー、遠近法の練習となる。日々の地味な作業をしていくだけ。技術はそのあとについてくるはずです。

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