油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2021-07-23

アナログの絵を描き続ける

2021年 カフェ+ギャラリー・オマージュ での個展状況

文章を書くにあたって、キーボードは現代にとっては重要なこと。自分にとって使いやすい道具として、キーボードを選択した方が良いものである。それは、人によっては使いやすいキーボードが違うだろうからである。どの程度使うのか、何に使うかによってキーボードを選んでいった方が良いような気がするものである。


私は万年筆でメモをとるのが、メインであって、それによって文章を組み立てることが多いのであるけれど、結局のところ、webに公開するときには、キーボードで入力する必要があるのだから、直接文章を打っていけば良いような気もすることもある。


ちょっとばかり、昭和の生まれなので、アナログの感覚が優先されたりする。デジタルの良いところは取り入れつつ、感覚的なところに関しては、アナログのことを継承していきたい感じがするものである。特に私の描く油絵なんかは、面倒くさい画材の一つである。デジタルで描く方がきっと合理的なことだと思う。でも、結局はこの面倒くさい手順によって描く油絵を扱い続けると思う。伝統を継承するといった意味もあるから。

現代は文章にせよ、絵画にせよ、投稿するのでも、何でも、アナログよりも、デジタル媒体の方が仕事がしやすいものである。メールにしても、写真を添付することもできるし、リンクすることも可能である。まごころのこもった手書きの文章よりも便利な可能性あると思う。便利なものはやっぱり便利なので利用してしまうものである。


それでも、私はそのものの実体にエネルギーを感じると思って、油絵を制作つづけている。

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