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2020-06-06

ブラッド・メルドー 【The Art Of The Trio, Vol.3】

Songs: The Art Of The Trio, Volume Three

1998/9/15発売 レーベル: Warner Jazz

今から20年以上前に発売されたブラッド・メルドーのトリオアルバムになる。当時、メルドーはまだ20代の若手のピアニストだった。

もちろん今でも現役のピアニストで活躍中。

このアルバムはThe Art Of The Trioのシリーズの3番目のアルバムとなり、前衛的でもなく、大衆的でもなくちょうどいい安定感がある。白人的ではあるけれど、カクテルピアノのような甘い雰囲気のジャズというよりも、ある意味、場面によっては演奏をやめられないコルトレーン的な激しさももつピアニストではある。静かな演奏ではクラシック的な響きもする。

一般的にジャズピアニストは右手だけでメロディライン、左手でコード弾くことが多いと思うのですが、左も結構指を動かしているようです。クラシックのピアニストのような左手の使い方に感じます。右手、左手同時に違うメロディのアドリブすることさえあります。どうなっているのでしょうね。このアルバムは激しくなりすぎず、ちょうど良い感じのアルバムって感じで聴きやすいです。もっと激しいのを聴きたいときはライブ盤を聴きます。

ブラッド・メルドーは白人のピアニスト。1970年生まれ。自分と同じ年齢ということもあって、デビュー当時から注目していた。いわゆる黒人くささのないファンキーなジャズが好みの方は敬遠してしまうのかもしれない。自分としては、あまり泥臭いものが好みでもないので、ブラット・メルドーは好みのピアニストの一人。当時からCDアルバムが出るごとに購入していたというオンタイムで注目していたピアニストになる。

だから、今でも活躍していることはうれしいものですね。

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