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2024-06-27

苫前の三毛別羆事件の復元地へ行ってみた

苫前の郷土資料館へ行く前の日(2024年6月19日)に苫前の三毛別事件復元地へいってみました。大正時代の北海道開拓時期の過去最大の獣害の三毛別羆事件の復元の場所です。

苫前の公民館では私の師匠の梅沢民雄ふるさと絵画展を開催していて、そこに弟子の私が訪れていたのですが、その公民館から18キロほど運転すると三毛別羆事件の復元地があるということなので、展示会場を一時抜けて行ってみました。18キロあるけれども信号はないのでノンストップで走れる。20分ほどで着く場所になるのです。ナビがありますが、念の為、公民館の職員の方から行き方を聞いてからでかけた。職員に聞くと、いまでも普通に羆のでる地域でもあるとのことで、地元の人はあまり行かないとのこと。私としては折角だから行くことにしました。しかもひとりで。復元地に関しては、電話の電波の入らない地区であり、舗装されてないところということを先に教えてもらいましたので心の準備は万端。

車で走っていくけれど、ほとんど車に出会うこともなく、農家の地域であって水田がひろがる地域だったが、14分くらい走ると、舗装されているものの、水田もないような地域になってくる。おそらく、ここらあたりが昔羆に襲われたり、民家に被害があった地域と思われるところだと思った。開拓をしていたけれど、熊の被害を恐れて、未だに民家がない地域になっているのだろう。いよいよ、アスファルト舗装のない道で1本道にはいると、いかにも山道で熊の出そうな雰囲気になってきた。北海道では、結構こんなところがあるけれども、この地域では、かつて羆に人が食べられたこともあるところと思うと、恐ろしく感じる。でも天気が良かったのでドライブとしては快適であった。

未舗装の道はわずかだけで、あっという間に羆のモニュメントに出会う。でかい羆だ。

ここは観光地用として、再現しているということです。羆の大きさは実物の大きさではなくて、実際はこれよりも半分くらいの大きさになります。実際にはここまで羆は大きくなかったそうです。

残念ながら史実に忠実ではなくて、ちょっと、大きさとしては、おおげさな表現になってます。まだ、苫前郷土資料館の再現の方が現実に近いようです。あちらは実際よりも少し小さいようですが。

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それと、ここが被害があった場所ということでもなく、実際の場所よりも奥地になっているようです。過去の地図を確認すると先ほど通ってきた舗装されてなくて、民家の現在ない地域が被害地のようです。現在は、民家の跡形もない状態になっていますし、森の中の雰囲気ではなくなってしまったので、奥地の未舗装のところを復元地にしたのでしょう。

スズメバチが多いことを後で知りました。さいわい、何も知らずにきて何も考えず普通に半袖でした。6月だったので、スズメバチは全くいない状態。何事もなく、普通に観光できました。でも、長居する気にはなれません。スマホをつかってみますが、やっぱり電波の通じることはなくなってます。

内部もちょっと入れました

こんなところで冬住んでるのは、単純に寒いよな。

外には看板に事件のことを簡単に説明されてます。

とりあえず、無事に戻れました。羆に出会うこともなく、虫に刺されることもなく。

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