油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-05-07

頑張らない

頑張らないでも出来るくらいのことしか、しないことにしている。100%努力することは当たり前だとして、自分の100%以上の力を頑張って出そうとは思わない。頑張ってしまうと、継続が困難になってくるから。それよりも、継続し続けることのほうが重要だと思う。モチベーションに左右されずに、楽しんでどんどん出来ることをする。出来ることに100%集中してそれしかしないという選択をする。自分にとって楽々に出来ることを更に極めていく方が楽しい感じで結果的には何だか続くことになる。そうすることで、何かを得ることになるのではないだろうか。出来ないことはしない選択をする方が苦しくないし、出来ることを追求するのは、楽しいものです。だから、継続するためにも楽しんで油絵を描くようにしています。描きたくないときには無理して筆を持ちません。描かない選択をします。

美術学校に行ったことないのでデッサンの練習をしてこなかったです。なので油絵を描くのは、作業というよりも、ひらめきの方が多くて、偶然にうまく描ければ良い感じにしている。なので、好きな時に好きなだけ描くことにしてる。失敗したら、成功するまで描く。偶然いいものが出来たら、それでよいと思う。数をコンスタントにこなすこと。そのうち、名作が生まれればいい。なるべくなら、自動的に生活の一部のように油絵を描いていきたいけれども、なかなか、そうもいかなくて、突然描き始めることが多い。モチーフはいつも同じような北海道の風景。身近に感動するモチーフがあるから、それを描いている。過去描いた絵をその時の画風で描きなおすことも多い。取材写真を参考に、イメージを構成し直す感じ。どういった描き方をするかは、その時の精神状態で決まってくる。精神が安定していれば、うまい線が描ける感じがするし、偶然うまい構図ができるような気がする。上手いってのは、丁寧というわけではないし、写真のようにってわけでもなく、何だかわからないけど、魅力的な感じになってくれるのが理想。頭のなかには色々なイメージがあるので、毎回油絵で試してみている。何度も同じ絵を描いてみたりもして、自分のやり方を見つけるのを楽しみにもしている。感覚を磨く感じかな。

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