金沢 一彦 版画展 鑑賞してきた
版画作家の金沢一彦さんの版画展を鑑賞してきた。9月12日まで開催している展覧会になります。
2014年に亡くなった方なのですが、毎年個展を開催していて今年もまた個展を開催しています。本人がいなくなっても、こうして毎年展示されていられるというのは作家としては幸せですね。奥様が毎年開催をしているようです。たまたま、私の2017年のカフェ+ギャラリー・オマージュでの初個展のときの次の作家さんが金沢一彦さんの個展でした。そうした縁でそれから毎年の個展を必ず観ることにしています。奥様もいつも私の個展にも来ていらっしゃって本当にありがたく感じております。
金沢一彦さんとは作風は全く自分と異なりますし、技法も全く違うのですが、毎年個展を楽しみにしています。ユニークな作風と独特の世界観が心地よいのです。奥様から作家本人のこと、昔あった話を聞くことも作家として興味あることです。何より奥様が一番の理解者であることが感じられますし、今でも愛されていることも感じられます。
全体は展示はこんな感じ
独特のまるみのあるメルヘンチックなデザインです。銅版画ってよくわからないけれど、金沢さんの作風のイメージはいわゆる線画的なものではなくて、単純面で表現したイラストっぽく可愛らしいものが多く感じます。奥様によるとこんなデザインが頭の中に絶えず出来上がっていたそうです。創造性が豊かですよね。何も参考にせずに、アイデアができるんですね。だからこそ、独特の世界観なんだな。凄いな。ちょっと私は出来ないことです。
他には粘土にコロコロと回して模様をつけたものもありました。版があって押してつくるものですので、これも版画というのでしょうか。楽しんで掘っていた様子がわかります。奥様曰く、飽きるまでやり続けたそうです。
見ごたえたっぷりです。12日まで開催中。
金沢 一彦 版画展
時期 | 2022年 9月7日(水)~9月12日(月) |
時間 | 11:00~18:00 最終日17時まで |
場所 | ビストロカフェ+ギャラリー・オマージュ 札幌市中央区南1条西5丁目16-23 プレジデント松井ビル1階 電話 011-232-3980 |