油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2024-10-08

このところジャズ喫茶行ってないな

このところジャズ喫茶へ行かなくなってしまっている。音楽は基本大好きで、そのなかでもジャズ鑑賞が好きで、音質の良いジャズをレコードで鑑賞するのが楽しみなのは変わらない。でも、最近は行っていない。

ジャズ喫茶ってスタバのようにBGMとして音楽を聴くのではなくて、スピーカーに対峙して高音質でそれなりの音量で聴くような場所である。目をつぶって、聴くようなところ。目をつぶってしまうので、ライブにも行かなくなってしまっていた。どうやら生演奏のジャズライブが好きなのではなくて、ジャズをオーディオで鑑賞することが趣味なのである。ジャズライブは夜に酒タバコのある部屋で聴かせる場所であって、夜には基本的に出かけない自分としても、酒を飲まない自分にしても、そういったライブを楽しむわけでもなかった。そもそも、沢山の人で盛り上がって聴くような方法では音が聴き取りにくい。

だから昼間に純粋にジャズ喫茶へ行ってリクエストをして音楽を聴くのが趣味だった。昼間のジャズ喫茶は人も少なく、人の会話などの雑音もなくいられて、自分のための空間にも感じた。珈琲だけでリクエストに答えてくれるのだから、そんな楽しい空間は無かったものである。だから、音楽を聴く場所としてジャズ喫茶に行くようにしていて、昼間でも薄暗く、苦手なタバコの煙の立ち上るような空間にあえて聴きに行った。というのも沢山の音源を高音質で鑑賞したかったからである。だから旅行中でもジャズ喫茶を探しに行ったりしたものである。いまとなっては自宅にてある程度の音質で鑑賞できる装置もあるし、ハイレゾのストリーミングがあるので、色々な音源をある程度の音質で聴けるようになった。そういった理由でジャズ喫茶へ行くような理由もなくなったといえる。

ジャズ喫茶は、単に音楽を聴く場所ではなく、私にとって特別な空間でした。高音質なサウンドシステムで聴くレコードの音色は、自宅では味わえない感動を与えてくれました。しかし、時代の変化とともに、自宅での音楽環境が充実し、いつでもどこでも好きな音楽を楽しめるようになりました。ジャズ喫茶のような、静かで落ち着いた空間で、レコードの音色にじっくりと耳を傾けるという行為は、私にとってかけがえのない経験でした。

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