油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2023-04-27

スランプ脱出して、調子に乗ってしまおう

昨年から何だか油絵の描けない時期もあって、ちょっとしたスランプだった。でも、無理せずに描かないでいた。私自身も描けないときは無理して描かなくても良いとも思っていたし、私の師匠に相談しても、「人生そんなときもある。描きだせるときが来たら、すぐに描けるから大丈夫だよ。」とアドバイスをもらって安心もしていた。好きなときに好きなだけ描くのが画家だと思っているから、別に描けないような時期は描けるときが来るまで待っているので良いのだ。ということで、無理して描く必要も無かった。私はコツコツと作業するタイプでもなく、素早く手を動かす方法の描き方なので、無理して毎日描かなくても、時がきたら沢山描けるはずなのです。その方が調子に乗ってしまって出来上がりも良いはずですし。
とはいえ、何ヶ月も描かないような時期も長かった。昨年の11月ぐらいから、今年の3月くらいまで、ほとんど油絵を描くこともなかった。5ヶ月ほど描いていないような状況。何枚か小さな油絵を描いたけれど、F8程度の普通の大きさの油絵さえ描いていない状況だった。いつもならば、自分の所属する美術団体の示現会展のために大作を描いているような時期なのに。ということで準会員なのに今年は示現会にも作品を描かなかったのである。ちょっとしたスランプといえばスランプかもしれないが、こういったこともあろうと予想もしていたので、あまり不安にならずに過ごすことが出来ていた。人生の中で何も出来ない一時があったとしても、必要不可欠な休憩だ。次の発展へ向けての休憩だったのだ。

でも、ようやくここのところ結構なペースで描けるようになってきた。徐々に調子を取り戻しつつある。この調子で、調子に乗ってしまおうかな。まあ、のんびり楽しみます。呑気ですが、どうせできるから大丈夫。長いスパンで考えて、結局は描き続けることの方が重要だ。

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