音楽好きの皆さん、日々の音楽鑑賞でストレスを感じていませんか?特に、高音質な音楽を楽しむためのRoon環境を構築している方にとって、安定した再生環境は非常に重要です。
個人的な問題なのですが、鑑賞する部屋からは有線lLANでパソコンをインターネット接続できなくて、Wi-Fi経由でしたので、どうしても私の家の環境ではRoonでの再生の遅延が発生する問題がありました。今回、私はより快適な音楽生活を求めて、Windowsパソコン2台によるRoon環境を構築しました。その結果、安定した再生と快適な操作性を手に入れることができました。
2台構成のメリット
- Roonサーバー専用機による安定再生:
- Roon推奨スペックのパソコンをサーバー専用とすることで、24時間安定した音楽再生が可能になりました。
- 有線LAN接続により、ネットワーク負荷を最小限に抑え、途切れのない再生を実現。
- コントロールするためのPCによる快適操作:
- 普段使いの低スペックPCをリモコン専用とすることで、Roon操作だけでなく、Web閲覧や文書作成など、他の作業も快適に行えます。
- サーバーPCの負荷を気にせず、快適に操作できます。
- 省電力・静音性:
- PCをファンレス仕様にすることで、オーディオルームでの静音性を実現しました。
- 音楽鑑賞中の作業の分離:
- 音楽鑑賞中に、PCで作業をしても、音楽再生に影響が出ることがありません。
システム構成
- Roonサーバー:
- Roon推奨スペックのファンレスWindowsパソコン
Amazon.co.jp: Skynew ファンレス ミニPC 無音 i3-10110U / 16GB / 512GB - 有線LANでルーターに接続
- 24時間稼働
- 熱暴走防止のため念の為外付けのファンを使用
Amazon.co.jp: アイネックス(AINEX) USBファン
- Roon推奨スペックのファンレスWindowsパソコン
- コントロールするためのPC:
- 低スペックのファンレスWindowsパソコン(約15,000円)
GMTtec NUCBOX3(CPU Celeron J4125 /8GB / 256GB) - Roonのコントロール、その他Webブラウジング、文書作成などに使用
- 低スペックのファンレスWindowsパソコン(約15,000円)
- ネットワークオーディオプレーヤー:
- 再生も分離させてRoonReady対応のWiim Pro Plusを使用。
サーバーとリモコンとプレーヤーを分離させることで負荷を分散するということをしているのです。ちなみにコントロールはスマホでも可能です。なのでオーディオルームではパソコンを利用なしでも鑑賞できる環境になります。
Roon ROCKについて
本来であれば、Roon Labsが提供する専用OS「Roon ROCK (Roon Optimized Core Kit)」を使用するのが理想的です。Roon ROCKは、Roonサーバーとして最適化された軽量なOSであり、より安定した動作と高いパフォーマンスを実現します。
しかし、Roon ROCKのインストールには、特定のIntel NUCハードウェアが必要であり、設定に一定の技術的な知識が求められます。今回は、設定の簡便さを優先し、Windowsパソコンによる構成を選択しました。
Roon ROCKは、Roon Labsによって最適化されたLinuxベースのオペレーティングシステムであり、Roon Core専用に設計されています。Roon ROCKを使用することの主な利点は専用ゆえの安定性、パフォーマンス向上、メンテナンスフリー化になります。
構築のポイント
- サーバーPCは、Roon推奨スペックを満たすものを選ぶことで、安定した動作を確保。
- コントロール用のPCは、低スペックでも十分。
- 有線LAN接続により、ネットワーク負荷を軽減。
- オーディオ近くのリモコン用パソコンをファンレスにすることで、静音環境を構築。
- Roon ROCKは理想的だが、windowsでの構成でも、十分に快適な環境が構築できる。
まとめ
Windowsパソコン2台によるRoon環境は、安定した再生、快適な操作性、省電力・静音性を実現できる、非常に優れたシステムです。Roon ROCKの導入も魅力的ですが、今回の構成でも十分に満足できる結果が得られました。音楽鑑賞をより快適にしたい方は、ぜひ試してみてください。いずれRoonROCKも試してみたいですね。