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2020-08-04

ジャズ初心者にもオススメのアルバム。ビル・エヴァンス【ワルツ・フォー・デビー】

ジャズファンなら、いわずと知れた、ジャズの名盤【ワルツ・フォー・デビー】。初心者でもお勧めしたいアルバム。

1961年6月25日 ニューヨークのビレッジバンガード(雑貨屋じゃないです。)でのライブ録音。レーベルはREVERSIDE。

左利きのピアニストのビル・エヴァンスの作品になる。恐らく、エヴァンスの紹介で必ず出てくるアルバム。私もかなり頻繁に聴くのでアドリブを覚えてる。

アルバム制作のためにわざわざ録音したものというわけでもなく、いつものライブ演奏を録音して、それが名盤になっている。美しいWALTZ FOR DEBBYに続くために1曲目がMY FOOLISH HEARTという曲順になっている。この曲順は最高なのです。曲の順番をよく考えて制作したものになっているな。すごいわ。この曲順であるからこそ、このアルバムは名盤だと思う。

このアルバム、こんな素晴らしい演奏してるのに、ライブ会場は食事するところでもあるから、食事して笑い声が聞こえる。でも、演奏は集中していてレベルが高いです。そこも聴きどころかな。ライブ感満載なのです。タイムマシンで1961年のニューヨークに来たみたい感じ。

このアルバムは別テイクが入ってること多いけど、やっぱりオリジナルの曲順のままの方が良いと思うアルバムのひとつです。

スコット・ラファロというベーシストも活躍。今聴いても、やっぱり良い。当時ベースの役割は、リズムを刻むことがメインだったのだけど、当時からラファロもメロディをベースでピアノと対等に鳴らしていくといった画期的な演奏をしてます。今では当たり前のインタープレイのスタイルの始まりがこのトリオからなのです。このラファロもこの演奏が終わって数日後には交通事故で亡くなってしまっているから、そうしたことからも有名なアルバムでもある。事故後はエヴァンスが気を落として、しばらく演奏も出来なかったとのこと。いろんな意味で名盤なのです。

Waltz for Debby

  1. MY FOOLISH HEART
  2. WALTZ FOR DEBBY
  3. DETOUR AHEAD
  4. MY ROMANCE
  5. SOME OTHER TIME
  6. MILESTONE
  • BILL EVANS(PIANO)
  • PAUL MOTIAN(DRUMS)
  • SCOTT LAFARO(BASS)

1961年6月25日 ニューヨークのビレッジバンガードでのライブ録音。レーベルはREVERSIDE。プロデュースはORRIN KEEPNEWS

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