帯状疱疹ワクチン、ただの「厄介払い」じゃなかった?

雑談

知り合いで帯状疱疹になった人から教えてもらったこのとなのですが「帯状疱疹ワクチン」の事実。私自身も「あー、あれね。なったら痛いんでしょ?」くらいの認識で、正直なところ自分には関係ないと後回しにしていました。でも最近、その認識が大きく変わる、ちょっと驚きの研究結果を耳にしたんです。その内容は担当の医者から教えてもらったそうです。

ご存知の通り、帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因で、ストレスや加齢で免疫力が落ちた時に再活性化して、神経に沿って激しい痛みを伴う発疹が出る厄介な病気です。知り合いの人から「とにかく痛いらしい」という話は聞いていたので、漠然と「かかりたくないな」とは思っていました。

しかし、最近の研究では、この帯状疱疹ワクチンが、単に帯状疱疹の痛みから私たちを救ってくれるだけではないかもしれない、という可能性が浮上しているんです。それが何かというと、なんと認知症の予防

にわかには信じがたい話ですよね。「え、帯状疱疹と認知症って関係あるの?」って私も思いました。でも、どうやら深い関わりがありそうなんです。帯状疱疹ウイルスが再活性化して神経に炎症を起こすことが、脳の健康にも影響を及ぼし、認知症のリスクを高める可能性があるというんです。特に、目に帯状疱疹が出たり、神経の中心に近い部分でウイルスが暴れると、認知症の発症率がぐっと上がるという報告もあるとか。

そして、複数の大規模な研究で、帯状疱疹ワクチンを接種した人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが15%から20%も低かったという結果が出ているそうなんです。特に、新し目の「シングリックス」というワクチンは、その予防効果がより期待されているとも言われています。このワクチンに含まれる成分が、脳の炎症を抑える働きがあるかもしれない、という説まであるんですから驚きです。

もちろん、まだ「これは確実に認知症を予防できる!」と言い切れる段階ではないようです。もっと詳しい研究が必要とされていますし、「もともと健康意識が高い人がワクチンを打つから、認知症になりにくいだけでは?」という見方もあるでしょう。それでも、長年私たちを悩ませてきた帯状疱疹が、実はもっと深いところで私たちの脳の健康に影響を与えていたかもしれない、そしてその予防が、将来の認知症リスク低減につながるかもしれない、という話は、私たちにとって大きな希望となるのではないでしょうか。

単なる「厄介払い」だと思っていた帯状疱疹ワクチンが、実は私たちの老後の生活の質を大きく左右する可能性を秘めているのかもしれないのです。

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油絵描くこと、音楽鑑賞(ジャズ)、オーディオ、散歩、ドライブ、サイト運営が好き。

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