我が家の特等席で浸る音楽と、時折求める自然の彩り – ジャズ喫茶へ行かなくなった理由

私の趣味、それは紛れもなく音楽鑑賞です。ジャズファンであり、もうジャズを本格的にオーディオで聴き始めて35年以上経過してます。特に現在は一軒家に住んでいるおかげで、気兼ねなく好きな音楽を好きな音量で楽しめるというのは、何にも代えがたい至福の時間です。

だからでしょうか、正直なところ、以前は時折足を運んでいたジャズ喫茶へ、最近はめっきり行かなくなってしまいました。もちろん、ジャズ喫茶ならではの独特の雰囲気や、こだわりのオーディオで聴く音の良さは理解できます。もしかしたら、音質的なメリットは確かにあるのかもしれません。

しかし、我が家のオーディオ環境も、気がつけば想像以上に進化していました。そして何より、ハイレゾストリーミングサービスを利用するようになったことが大きいのです。これにより、自宅にいながらにして、まるでジャズ喫茶に置いてあるような膨大な数の音源にアクセスできるようになったのです。カタログ数という点で考えると、もはや自宅もジャズ喫茶も、それほど大きな差はなくなってしまいました。

聴きたい音源に関しては、ある程度網羅できていると感じていますし、何よりも自分の気分や好みに合わせて自由に選曲できるというのは、自宅ならではの大きなメリットです。わざわざ出かけて、お店の選曲に身を委ねるのも良いものですが、今の私には、自分の好きな音楽を、リラックスした空間で、納得のいく音質で楽しむというスタイルが合っているようです。

出かけるとなると、やはり都会の喧騒よりも、心安らぐ自然の中へ身を置きたいという気持ちが勝ってしまいます。緑の匂いや、木漏れ日、小鳥のさえずりといった自然の音色に触れる方が、私にとっては現実的なリフレッシュ方法なのかもしれません。

今年導入した「Roon ROCK」は、そんな私の音楽ライフをさらに充実させてくれました。音源の管理から再生までが驚くほどスムーズになり、高音質で音楽に没頭できる環境が、完全に自宅で完結してしまったと言えるでしょう。

お気に入りのスピーカーから流れ出す音楽に身を委ねる。窓の外には、季節を感じさせる空気が広がります。この空間こそが、私にとって最高の音楽鑑賞の場所。これからも、この充実した音楽環境を大切にしながら、時折自然の中へ足を運び、心のバランスを保っていきたいと思っています。

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