北欧が生んだジャズギターの巨匠、ウルフ・ワケニウス

近年、ストリーミングサービスのおかげで、新たな音楽との出会いが広がっています。その中で、私が魅了された一人が、スウェーデン出身のジャズギタリスト、ウルフ・ワケニウスです。

1958年生まれの彼は、オスカー・ピーターソン・カルテットで10年以上にわたり活躍し、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、ジャック・デジョネットといったジャズ界の巨星たちとも共演しています。ソロ活動やリーダーとしても精力的に展開しており、その才能は多くの人々を魅了しています。

私が彼の音楽に惹かれたのは、そのギタープレイの独特な響きです。時にパット・メセニーを彷彿とさせるような、透明感のある美しい音色と、流麗なフレーズ。しかし、それは単なる模倣ではなく、彼自身の個性が光る、唯一無二のサウンドです。

オスカー・ピーターソンの晩年のグループに在籍していたこともある、確かな実力に裏打ちされたテクニックと、北欧の澄んだ空気を感じさせる叙情的なメロディ。その両方を兼ね備えているからでしょう。

ストリーミングサービスで彼のアルバムを聴き始めた時、その音色に心を奪われ、たちまちファンになりました。もし、ジャズギターに興味があるなら、ぜひ一度、ウルフ・ワケニウスの音楽に触れてみてください。きっと、あなたも彼の虜になるはずです。

ウルフ・ワケニウスの魅力

  • 確かなテクニックと美しい音色:オスカー・ピーターソンも認めた、卓越したギターテクニック。
  • 北欧の叙情性:透明感のある美しい音色と、心に響くメロディ。
  • 多彩な音楽性:ジャズの伝統を踏まえつつ、独自のサウンドを追求。
  • 豪華な共演歴:ジャズ界の巨匠たちとの共演で培われた、豊かな音楽性。

パット・メセニーと共演しているところをYouTubeで見つけました。右の帽子の人がワケニウスになります。

おすすめアルバム

  • Taste of Honey – A Tribute to Paul McCartney

2020年9月録音作品

ポールマッカートニーの音楽のトリビュート作品になります。残念ながら、現在CD盤は廃盤になっています。

ウルフ・ワケニウスの音楽は、あなたの心に新たな風を吹き込んでくれるはずです。

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