油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2022-12-07

私 仲浩克 の師匠の梅沢民雄先生について

目次

師匠 梅沢民雄 先生との出会い

私の油絵の師匠というのは、示現会委員の梅沢民雄先生になります。絵画に関しては美術系の学校や絵画教室に通うことも全くなく自己流でしたので、絵画に関する知識については師に教えていただくのが全てのことなのです。油絵のアカデミックな技法や別の考え方に関しては全くわかりません。ひとりの先生に迷うことなく師事している状態になります。その方が迷いがなくなり、現実的に描きやすくなりました。描き方の考え方は沢山あるので、まずは、自分の好みの画風の先生に師事することが良いことだと思ってます。色々な先生たちの意見を聞くとわからなくなって自分を見失う可能性がありますから。

梅沢民雄先生とは2013年、札幌のデパートでの個展会場で出会って、そのしっとりとした画風が好きで、それから、画家の生き方そのものに感銘を受けました。個展期間中には自分の描いた油絵をその場で指導もしてもらったことも感謝しております。個展終了のときには、片付けを手伝うことで、個展の面白さも感じました。そんなこんなで、そのときに単純にいずれ個展をしてみたい気持ちになりました。ということで、そのときに画家になることに決めました。本当に単純にそうなのです。

それから、さらに油絵にのめり込むことになって、のちに弟子入りすることになりました。そして、いまでは、私も毎年個展することになっています。

気持ちを落ち着かせるために仕事の合間に油絵をなんとなく描いていて、油絵の研究のためにプロの画家の作品をデパートでの鑑賞をするようになっていたのですが、まさか、そこで出会った画家に弟子入りすることになってしまうのも不思議な出会いです。偶然プロになるきっかけになった出会いがあったのですから人生不思議なものです。

梅沢民雄 略歴

1949年  北海道に生まれる
1980年葛西四雄に師事
1981年  第34回示現会展初入選以降、連続入選
1983年示現会 会友推挙
1986年伊勢丹新宿本店にて個展
1987年示現会 準会員推挙
1991年多摩秀作美術展入選
1995年フランス、ドイツ、オランダ 取材旅行
1998年第30回 日展入選
2001年示現会 会員推挙
2008年示現会 委員推挙
2022年改組 新第9回日展入選

現 在   示現会委員全国百貨店、美術画廊にて、個展を中心に活躍中

梅沢民雄 第9回(2022年)日展作品

今年2022年の日展に展示した作品の写真がありますので、その紹介になります。

題名は「北の番屋」。出身の初山別の風景を描いた作品。梅沢民雄先生の師匠の葛西四男先生を彷彿させる色使いです。このシリーズの油絵を梅沢先生が描くようになってから、先生の体調もよくなってきていて、元気になってきたようです。絵の力というのを、ひしひしと感じております。

画風的解釈に関しては、独特ものがあります。梅沢先生らしいタッチや構図の妙が冴え渡っていて素晴らしい作品に仕上がっている。色々な想いが筆を通して画面に伝わってくるものです。

私も師の梅沢民雄先生の想いとさらに師の葛西四男先生の想いを継承する画家になることを決意したところです。そのために日々精進です。

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