油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2024-10-10

油絵の筆選びについてのコツ

油絵を始めたばかりの頃、多くの人が豚毛の筆を選ぶことをおすすめされますよね。私も最初はそうでした。日本の名村の豚毛の筆を使ってました。豚毛以外ではフランスのラファエルのマングースの筆をよく使っていました。豚毛は硬くてコシがあり、油絵の厚塗りや力強いタッチにぴったりです。マングースの筆は、豚毛ほど硬くなく、少し柔らかいけれどコシもあるのが特徴で、とても気に入っていました。描く場所によって使い分けていました。マングース筆は残念ながら、廃番になってます。

でも、最近では天然の動物の毛の筆にこだわらなくなってきました。ナイロンの筆、特に腰が強く柔らかいものを使うことが多いんです。名村のナイロン筆を使っています。ナイロンの筆の良いところは、まず価格が比較的安いことです。良い品質のナイロン筆でも、天然の毛の筆よりはお安く手に入ります。それに、使い心地も悪くないんです。

筆は消耗品なので、あまり高価なものを買う必要はないと思っています。自分にとって使いやすい、そして比較的安い筆を選んで、どんどん使っていくのが良いと考えています。お金に余裕があれば、高級な筆をためしても良いのでしょうが。

そこで筆選びのコツとして述べると

  • 油絵を始めるなら、まずは豚毛の筆から試してみるのがおすすめです。
  • 油絵の筆は、自分に合ったものを見つけ、どんどん使いこなしていくことが大切。高価な筆でなくても、良い作品は描けるものです。
  • 慣れてきたら、ナイロンの筆など、色々な種類の筆を試して、自分に合った筆を見つけてみてください。
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