クラウドとローカル、それぞれの役割。音の居場所。

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ストレスフリーな生活を支えるデジタル環境。中心にあるのは、インターネットへの快適な接続です。テレビのアンテナはもはや過去の遺物。情報収集もエンターテイメントも、オンラインで完結する時代です。特に若い世代のテレビ離れは加速しており、検索エンジンのようにYouTubeを活用するのも日常的な光景となりました。

そんなデジタルライフにおいて、私が外出先やちょっとした作業で頼りにしているのがChromebookです。起動が早く、シンプルで扱いやすい。ウェブブラウジングが主な用途であれば、これほど快適なデバイスはありません。Google Workspaceとの連携もスムーズで、クラウド上でドキュメントやファイルを管理する私にとっては、まさに理想的な相棒です。

しかし、自宅に目を向けると、メインで活躍しているのはWindows PCです。こちらには、Chromebookでは対応できない、あるいはより快適に動作させたい特定のアプリケーションをインストールして使用しています。例えば、音楽再生管理ソフトRoonや、デザインすることのできるワープロのWordなどです。このように、用途に合わせてデバイスを使い分けることで、それぞれの長所を最大限に活かせるようにしています。

普段使いのブラウザはChromeで統一しているため、Windows PCの操作感もどこかChromebookに近いものがあります。そして、文書作成の中心はGoogleドキュメント。クラウドでの編集やリアルタイム同期の便利さはもう手放せません。

そして、デジタルデータの中でも特に重要な位置を占めるのが音源ファイルです。これらのローカルファイルは、主にRoon ROCKという専用のサーバーの外付けSSDに保管し、ネットワーク経由で様々なデバイスからアクセスできるようにしています。さらに、万が一の事態に備えて、これらの大切な音源データはクラウドストレージであるpCloudにもバックアップしています。これにより、ローカルとクラウドの両面から、大切な音楽ライブラリを安全に管理しているのです。

一方で、ふと手に取る万年筆の重みに、時の流れを感じることもあります。デジタルデバイスが普及した現代において、手書きの機会は減りました。ちょっとしたメモを取るくらいで、インクの減りもゆっくりです。スマートフォンとChromebookがあれば、大抵のことは済んでしまう。筆記具を持ち歩いてはいるものの、使うことは稀になりました。

Chromebookは、手軽にウェブを利用するための入り口。Windows PCは、より専門的な作業や特定のアプリを利用するためのワークステーション。そして、Roon ROCKとpCloudは、大切な音源データを守るための堅牢な 倉庫。私にとって、これらのツールは、それぞれの役割を担い、日々のデジタルライフと大切な音楽体験を支える不可欠な存在です。クラウドとローカル、それぞれの良さを理解し、使い分けることで、より効率的で快適なデジタルワークフローと安心のデータ管理を実現しています。

この記事を書いた人

油絵描くこと、音楽鑑賞(ジャズ)、オーディオ、散歩、ドライブ、サイト運営が好き。

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