普段何気なく目にしている風景も、歩いてみると新しい発見があるものです。特に、生活の匂いが感じられる住宅街を歩くのは、私にとって特別な時間。車で通り過ぎるのとは全く違う、ゆっくりとした時の流れの中で、街の表情が豊かに見えてくるから不思議です。
商店街の喧騒を抜けて、住宅街へ
賑やかな商店街も活気があって楽しいけれど、ふと脇道に入り、住宅街へと足を踏み入れると、そこにはまた違った世界が広がっています。整然と並んだ家々、何気ない日常の風景の中に、人々の暮らしの温かさや息遣いが感じられるのが、たまらなく好きなんです。
地元、札幌の小路を歩く喜び
私が住む札幌の街も、隅々まで歩いたことがあるわけではありません。むしろ、まだまだ知らない魅力的な小道がたくさんあるはず。先日、ふと思い立って家から少し離れたところの住宅街を散策してみました。メインの通りから脇に入るだけで、姿は全く変わってみえます。
住宅街に可愛らしいカフェを見つけたり、趣のある古い家がひっそりと佇んでいたり。保育園の子どもたちの散歩に出くわしたりと、その光景を見ているだけで心が和みます。
何よりも、その街に住む人々の生活の息遣いを肌で感じられるのが、街歩きの醍醐味でしょう。それぞれの家には、それぞれの物語がある。そんなことを想像しながら歩いていると、まるで自分もその物語の一部になったような、不思議な感覚に包まれます。
日常の中に隠れた宝物を見つけに
忙しい毎日を送っていると、どうしても視野が狭くなりがちです。でも、少し足を止めて、身の回りの風景をゆっくりと眺めてみる。それだけで、新しい発見があったり、心が安らいだりすることがあります。
目的もなく近所の小道を歩いてみる。そんなささやかな時間が、私にとっては何よりも贅沢で、心を豊かにしてくれる大切なひとときなのです。