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MacBook NEOの衝撃と、私が「AluminumOS」という未来を待つ理由

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2026年3月4日、パソコン界隈に激震が走った。 円安のこの時代に、Appleが10万円を切る廉価版「MacBook NEO」を投入してきたのだ。質感、所有欲、そしてアーティストとしての佇まい。正直に言えば、一瞬心が揺れ動いたのは事実だ。Mac用チップではなく、iPhoneのチップを利用するという裏技である。それでパソコンが普通に動いてしまうのだからすごいものだ。

しかし、冷静になって自分のデスクを見渡してみる。 そこには昨年新調したファンレスのWindows機(Skynew K7)があり、出先での執筆を一手に引き受けるChromebook(Spin 311)がある。さらに、オーディオの核となるRoonサーバーや、プロジェクター専用のPCとしてファンレスのGMKtec nuc3。

今の私にとって、本当にMacBookは「必要な道具」なのだろうか?

Appleの「魔法」とGoogleの「日常」

MacBookのハードウェアとしての完成度は素晴らしい。しかし、致命的なのはソフトの親和性だ。 私は長年、Googleのエコシステム(Drive, ドキュメント, フォト)にどっぷりと浸かっている。スマホはAndroid、メモで残すものはGoogleドキュメント。CloudはGoogleドキュメント。Apple純正のアプリやiCloudを使いこなす自分の姿が、どうしても想像できないのだ。AppleのMacパソコンの使い勝手とか、Windowsにある不具合の少なさは期待できるところである。Windowsのアップデートは毎回不安でいっぱいなのである。パソコンの質感に関してとかトラックパッドとか画質に関しては本当に値段の割に優秀だと思う。音楽ファンとしてはノイズのないファンレスであることも凄いこと。こころ惹かれることは確かだ。今ノートパソコンを購入するのであれば、このパソコンになるだろう。

でも、今私が期待を寄せているのは、現在Googleが開発を進めている「AluminumOS(アルミニウムOS)」の世界だ。

「タブレットとパソコンの融合」の未来

AluminumOSが目指しているのは、AndroidとChromeOSの完全なる統合だという。 それは、iPadのような直感的なタッチ操作と、MacBookのような本格的なデスクトップ体験が、一つのデバイスで完結する世界だ。Androidアプリがデスクトップモードで完全に動かせて、かつタッチでも対応しつつ、タブレットモードではAndroidを現状のように使えるようになるということである。

  • MicrosoftOfficeが完全に動くこと: これが最大の懸念だが、OSが統合されればMicrosoftも「デスクトップ級のAndroid版Office」を出さざるを得なくなることを期待している。
  • 音質へのこだわり: 音楽鑑賞が趣味の私にとって、Androidベースの方がオーディオ的な自由度が高い(そして音が良い)という実感がある。FLAC音源を扱いやすいというのもある。
  • Google独自のチップ: Appleが自社チップMシリーズでMacを変えたように、Googleも自社製チップと新OSを最適化し、圧倒的なファンレスPCを生み出すに違いない。

結論:今は「待つ」という贅沢

結局、今の4台体制(4台でも合計12.5万円!)で、私の生活は十分に快適だ。 Windowsで事務をこなし、Chromebookで膝の上での執筆を楽しみ、Roonでジャズを浴びる。MacBook一台に集約するよりも、適材適所で道具を使い分ける今のスタイルが、現状では私には合っている。心配なのはWindowsがいつ不具合になるかである。

MacBook NEOの登場は、PC市場を面白くしてくれた。 安定したOSであることは確かである。しかし、私が本当に「手に馴染む道具」として迎え入れたいのは、Appleの描く未来ではなく、Googleが作る「MacBook級の質感を持ったAluminumOSのパソコン」なのだ。

その日が来るまで、今のChromebookを大切に使い倒そうと思う。

その「未来の道具」に思いを馳せるのも、また一興だ。

それにしても現状、MacBookNeoの価格的に魅力的なことは確かである。

この記事を書いた人

札幌在住油彩画家。音楽鑑賞(ジャズ)、オーディオ、散歩、ドライブ、サイト運営が好き。

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