油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2023-05-11

「スナフキン」のような生き方は楽しいか

かつてムーミンってアニメがあったけれど、そこに出てくる旅人のスナフキンって何だか憧れる存在でした。スナフキンの言葉って、子供ながらに哲学的に感じていた。本人に関しては、かっこいいクールな大人だった印象。

  • 大切なのは、自分のしたいことを自分で知っていることだよ。
  • 僕は自分の目で見たものしか信じない。
  • けど、この目で見たものはどんなに馬鹿げたものでも信じるよ
  • 人の目なんか気にしないで、思うとおりに暮らしていればいいのさ
  • 「そのうち」なんて当てにならないな。いまがその時さ

とか話している。他にもムーミンのアニメでは色々な名言がありました。子供が見るアニメの割には、言っている言葉の内容が大人向けになっている気がする。まるで自己啓発の本みたいだ。

ただ、ビジネスマン的ではなくて、どちらかというと、アーティストの生き方なのかと思う。松尾芭蕉のような生き方なのだろう。だから、子供のころから、憧れたのかもしれない。旅をして自由でいて一人でいるのが心地よさそう。結局ムーミンたちと会うことができるので、友達はいるようで、寂しいわけでもなさそうだ。基本一人でいられる。そんな生き方ができれば、心地良いような気がする。

ふと考えてみると、自分もそんな生き方をいま出来ているのではないだろうか。旅をしながら生きているわけではないけれど、会社員として生きているわけでもなく、フリーで生きているし、毎日、散歩しながら、ときには取材旅行をしながら自由に油絵を描く生活をしている。それでいて、個展で色々な人に会うような生活をしているのだから、結局、憧れていたスナフキンのような生き方に近いような気がする。

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