以前のPCでは、Roonを使って音楽を聴く際に、USB-DACを接続するとDACの性能に合わせて自動的にアップサンプリングという処理が行われていました。これは音質を向上させるためのものですが、PCに大きな負荷がかかり、故障してしまいました。そもそも、パソコンのスペックが低すぎる問題もありました。
新しく取り入れたパソコンはRoonの推奨するスペックにしましたが、長時間音楽を鑑賞すると、勝手に再起動される問題がありました。雑音対策で利用しているファンレスパソコンということも理由だと思います。負荷がかかると高温になってしまい、再起動してしまうのかと思いました。そこで、スペックの高くないパソコンやファンレスの場合でPC負担を軽減するための作戦を考えてみました。
そこで導入したのがWiim Pro Plus。以前から使っていたものですが、接続方法を変えてみました。
この機器は、PCと同じインターネットにWi-Fiで接続し、物理的に直接つながっていない状態で音を出せるようになります。つまり、PCの雑音に左右されずに高音質な音楽再生が可能になるのです。
私は、このようにしてWiim Pro PlusをRoon の再生装置として使用しています。この場合、オーディオに直接接続にするとアップサンプリングを回避でき、元の音源のまま再生できます。デジタルでDACにさらにつなげることでサンプリングが上がって理論的には音質はあがるのですが、その分パソコンへの負荷がたかまります。スペックが高くないパソコンの場合はそこが難点になります。以前はDACへも接続していたため、高音質と引き換えに、パソコンの処理が追いつかなくなる現象がありました。
アップサンプリングなしの音質でも私には十分。Wiim Pro Plusをアナログ接続で使用することで、ストレスない状況で音楽を楽しんでいます。
以前はDACにも接続していましたが、Wiim Pro Plusを直接接続する方がアップサンプリングされないことで、パソコンが安定することになると予想して実験しているところです。これで再起動が勝手にされなくなれば成功です。
タスクマネージャーで確認すると、CPU使用率が大幅に低下し、PCへの負荷が軽減されたことが分かります。これで熱暴走の心配も減りそうです。
PCの性能がもっと高ければアップサンプリングも問題なかったのかもしれませんが、現状ではPCの安定性を優先したいと考えています。新しいパソコンはRoonの推奨するスペックでしたが、使い方を間違えると負荷が高くて止まってしまう可能性があるようです。
Wiim Pro Plusのおかげで、PCへの負荷を気にせず音楽を楽しめるとよいと思っています。この方法なら、以前のPCでも壊れずに使えたかもしれません。今回はちょっとこの方法で様子をみてみようと思っています。
※ちなみにこのWiim Pro PlusはRoonの再生のためのものというよりも、本来の使い方はストリーミングを聴くための機械になります。パソコンなしで直接オーディオにつなげることで、そこからストリーミングの音を鳴らすことができます。Wi-Fiの環境はもちろん必要ですが。ストリーマーと呼ばれている商品のものになります。
まとめ
Wiim Pro Plusは、PCオーディオ環境を改善する上で非常に有効な手段です。
アップサンプリングによるPC負荷問題に悩んでいる人にとって、Wiim Pro Plusはおすすめの製品です。
ぜひ、Wiim Pro Plusで快適な音楽ライフを送ってみてください!
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