デスクはいらない。円山の窓辺で選んだ、自由な執筆スタイル

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4月、誕生月。 例年の習慣通り、北海道神宮で祈祷を受けてきた。自分にとってこの参拝は、一年の無事を祈り、新年度の始まりを自分に刻む大切な儀式のようなものだ。
天気もよく、清々しい気分のまま、円山のスターバックスへ。 あえて選んだのは、デスクのない窓際の席だった。今の私のスタイルなら、そこが一番心地よい場所になると確信していたからだ。
おもむろに先月購入したばかりのMacBookNEOを膝の上に置く。MacBook Airに比較するとスペックは低いが私が使う分には今まで利用したどのパソコンよりもサクサク動くから驚きである。 タブレットだとか、画面とキーボードが分離するデタッチャブルな端末では、この安定感は得られない。ヒンジでしっかりと自立し、膝の上でぴたっと収まる「本物のラップトップ」という形。これこそが、どんな場所でも即座に自分だけの書斎に変えてくれる。
正直なところ、家でも外でも、もう外部モニターは必要ないと感じている。 膝の上で吸い付くように叩けるキーボード、指にスムーズに吸い付いてくるトラックパッド。そして事務的な冷たさを感じさせない洗練されたUI。CDのリッピングから音楽管理再生ソフトのRoonの操作、フルブラウザでのWordPressでの更新まで、一切の妥協なくこなせるこの万能さが、私の日常を軽やかにしてくれる。
以前はAndroidタブレットを試したこともあったけれど、結局「書くこと」を生活の中心に置く私にとって、タイピングの心地よさと操作性の良さ、それからファンレスの静かさと電池の持ちとを携帯性の高さも備えたこのPCは、唯一無二の正解だった。書くことだけを考えるとChromebookも最適解であるけれども、それだけでは出来ないことも多く結局2台のパソコンを駆使せざるをえないことになる。現在は家でもどこでもMacBookを利用するようになった。
毎日、欠かさず文章を書き続けている。 手書きではなく、このキーボードを通じて言葉を紡ぐ時間が、今の僕の日常を支えている。その積み重ねのおかげで、タイピングのスピードは自分でも驚くほど速くなった。指先が思考に追いついていく感覚は、何物にも代えがたい快感だ。
スタバの窓辺。周りにはWindowsを使う人もいれば、勉強をするひと、のんびりとする人など、それぞれの時間を過ごす人がいる。 僕はただ、自分で選んだお気に入りの窓席で、理想の一台とともに真っさらな画面に向き合う。
かつてのChromebook端末より多少重さは増したかもしれない。けれど、それ以上に「どこへでも最高の環境を持ち運べる」という満足感が、すべてを上回っている。 ようやく、自分のライフスタイルに完璧にフィットする形に辿り着いた。
新年度。この新しい相棒と共に、これからも自分の言葉を丁寧に積み重ねていきたい。

この記事を書いた人

札幌在住油彩画家。音楽鑑賞(ジャズ)、オーディオ、散歩、ドライブ、サイト運営が好き。

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