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音楽を「所有」する感覚を取り戻す。Roonを1年つかってみての感想。

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音楽の聴き方がサブスクリプション主流になって久しいですが、皆さんはその「聴き方」に心から満足しているでしょうか。

私自身、音楽管理再生ソフトRoonを使い始めて1年以上が経過しました。 結論から言うと、Roonを買い切り(ライフタイム)ライセンスで導入し、ハイレゾストリーミングのQobuzと紐づけて運用している今の環境は、かつてCDを買い集めていた頃以上の高揚感と、デジタルならではの圧倒的な利便性と音質を同時にもたらしてくれています。

今回は、なぜ私が「サブスク全盛期に買い切り」を選び、今の環境にこれほどまでの価値を感じているのかをお話しします。

1. 「一生モノ」という攻めの投資

Roonのライフタイムライセンスは、決して安い買い物ではありません。しかし、長く使い続けることを前提にすれば、月々の支払いを気にしなくて済む「買い切り」の方が圧倒的にコストパフォーマンスが良くなります。

何より、アップデートを重ねて進化し続けるソフトウェアを「自分の道具」として所有する感覚は、得も言われぬ安心感があります。一度手に入れてしまえば、あとは音楽の海に沈むだけ。この心理的な解放感こそが、最大のメリットかもしれません。

2. Qobuzとの連携がもたらす「デジタル上のレコード棚」

私は現在、QobuzとRoonを紐づけて管理しています。 これにより、Qobuzが配信する膨大なライブラリが、あたかも自分のローカルストレージにあるかのようにシームレスに統合されます。

  • ジャケットが並ぶレコードリストの快感
  • 気に入った新譜を「自分のリスト」に加えるプロセス

これらが組み合わさることで、ストリーミング特有の「借り物感」が消え、まるで巨大なレコードコレクションを所有しているような感覚になれるのです。

3. ミュージシャンという「点」を「線」で繋ぐ旅

Roonを愛用する一番の理由は、その圧倒的なメタデータ(情報量)にあります。 特に私が重宝しているのが、参加ミュージシャンの詳細データです。

新譜を聴いて「このドラム、いいな」と思えば、すぐにそのミュージシャンのページへ飛び、彼が過去に参加した別のアートワークや、意外なジャンルの作品を掘り起こすことができます。

かつてCDのライナーノーツを隅々まで読み耽ったあの体験が、今はデジタル上で、より自由に、より深く、縦横無尽に駆け回ることができる。この「芋づる式の発見」こそが、音楽を聴く醍醐味を何倍にも膨らませてくれます。

4. ひと月に30枚。かつてない音楽体験の広がり

気がつけば、月に30枚ほどのアルバムが自分のライブラリに増えていく日々。 CDを購入していた時代には、物理的にも金銭的にも考えられなかったペースです。

とりあえず聴いてみて、感性に響けば自分のリストに加える。 そうして構築された「自分だけのジャケット入りのレコードリスト」を、好きな時に最高の音質で鳴らす。

50代を迎え、今が一番、音楽を自由に、そして深く楽しめている。 RoonとQobuzの組み合わせは、私にとって単なる再生ソフトを超えた、「音楽人生の良きパートナー」となっています。

この記事を書いた人

札幌在住油彩画家。音楽鑑賞(ジャズ)、オーディオ、散歩、ドライブ、サイト運営が好き。

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