ストリーミング時代の音楽探求

さて、近年私が熱中しているのは、ストリーミングサービス「Qobuz」と音楽再生管理ソフト「Roon」を活用したアルバムの発掘です。かつてCDショップを巡り、文字通り「掘り出し物」を探し求めていたあの頃を彷彿とさせる体験を、自宅にいながらにして楽しんでいます。

CDショップに足を運んでも、なかなかお目当てのアルバムに出会えない昨今。しかし、ストリーミングサービスは、まるで宝の山。言語の壁を越えて音楽を堪能できる喜びは、輸入盤CDを漁っていた頃のワクワク感と重なります。ジャケットのデザイン、録音場所、年代、レーベル、参加メンバーなど、様々な情報から音のイメージを膨らませ、時には視聴コーナーでじっくりと音を確かめる。そんな音楽探求の醍醐味を、ストリーミングサービスは再び私にもたらしてくれました。

ジャズ喫茶で聴いた音源を探したり、音楽雑誌のレビューを参考にしたり。そうして得た知識が、私の音楽体験を豊かにしてくれたことは言うまでもありません。LPからCDへの移行期、名盤のCD化が進み、新たなジャズファンが増えていたあの時代。円高の影響もあり、輸入盤CDを求めて様々なお店を巡った日々は、今となっては懐かしい思い出です。

レコード店の数が減ってしまった今、音質の良さが見直されているLPレコードは根強い人気を誇ります。しかし、狭い部屋にCDやレコードを保管するスペースはありません。そこで私は、ストリーミングサービスを活用し、コンパクトな環境で音楽を楽しむことにしました。

かつてのストリーミングサービスは音質に不満があり、CDのようなコレクション性もありませんでした。しかし、「Qobuz」と「Roon」の組み合わせは、CDを管理する感覚に近い体験をもたらしてくれます。録音日、場所、レーベル、参加メンバーといった詳細な情報からアルバムを探し出し、気になる新譜は全て試聴可能。まるでレコード店を巡っているかのような感覚で、新たな音楽との出会いを楽しんでいます。

自宅にいながらにして、これほどの音楽探求ができるとは、まさに夢のようです。この感動を、ブログを通して多くの音楽ファンと共有できればと思っています。

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