油彩画家 仲 浩克 の公式サイト
2020-02-15

アナログとデジタルと

最近はデジタル化が進んでいて、私もその良さを認識している。こうして、webサイトで発信できるのは、デジタルだからこそ。私自身、音楽鑑賞の趣味ですが、すべてデジタル音源を聴いているし、最近はCDさえ聴かずに、ハイレゾストリーミングを聴くようにもなっている。それは大いに活用することにしてる。デジタルのメリットの一つは保管場所がかさばらないこと。デジタルの絵にしても同じかと思う。しかしながら、不便ともいえるアナログに今もこだわってしまうこともある。油絵がそのひとつであるのは勿論なことだが、なにも油絵だけのことでもない。スケッチするのもアナログなのは当然ですが、私の場合は文章を書く場合もアナログでのアイデアから始まっている。主な道具としては万年筆を利用している。

万年筆て今更な感じですけれども、私にとって万年筆は本当に必需品です。ボールペンを使っていたところは、ここ10年ほどは、ほとんど万年筆を利用している。そういえば、このところ、作家にしても、万年筆を利用している人は少数なのではないだろうか。昔でこそ、作家といえば、万年筆で執筆しているイメージだけれど、いまでは、ほとんどパソコンを利用していると思う。タイプライターのように打つことが出来るのなら、手書きよりもはるかに作成がはやいことになるし、書き直しにしても、もちろんはやい。(最近ではパソコンよりスマホで打つのがはやい人もいるから、パソコン利用しない作家もいるのかもしれないけれど。)作家を生業に成果品を提供するのなら、パソコンは必要だろうし、web上でのブログを作成するために文章を書く場合は手書きというわけにもいかない。なので、文章を書いたものを気軽に公表するのなら、今現在はパソコンとかスマホなどの媒体は必要なものかと思う。

しかし、人に公開しないアイディアを文章として書く場合とか、スケッチするようなときは、私はまだ、筆記用具が必要になる。そんな時、私の場合は万年筆がしっくりくる。パソコンより優れているのは、書くと同時にプリントアウトされること。ほかの筆記用具より優れていることは、長い間の筆記も疲れないということ。デメリットはインク入れるときに手が汚れること。書いたものが薄くなっていくこと。なので、本当に実用的な筆記用具としては、ボールペンと鉛筆なのかと思ってるのですが、スケッチにしても文章にしてもほとんど万年筆を利用している。

なぜ万年筆を使うかというと、私のメモは長い文章になっていることが多いので、長い筆記で疲れにくい万年筆が必要なのです。スケッチも万年筆を使うことにしている。疲れないことと、消しゴム使わない練習としてです。ちなみに鉛筆使うような場面では芯ホルダーってのを使ってます。

個人的には筆記用具を使う場合は、何よりも万年筆の方が楽しく扱える。インクのヌラヌラ感が楽しいのです。感触を楽しんでる。インクが出るのが面白いのです。アナログの力でアイデアがわいてくる感じがするので利用してるのが本音かな。

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